硝子の瞳と猫と

心温まる事 癒してくれるもの 綴っていきたいな

花びらの色は白じゃなくても 恋人の色

愛犬の散歩で山道を歩いていると気付く「白い花が多いな」 春から夏 緑の中の白色は確かに涼しげに見える 上▪野イチゴ 下▪ヒメウツギ(姫空木) 事実 自然界の花色で一番多いのは 白色系で33% 次いで黄色系28% 赤色系20% 青色紫色系17%と続く 白い花は フラボ…

犬と歩けば

桜が終わった頃から 愛犬の散歩に山コースを歩いていなかった 国道から車で10分も走れば 頂上に着く標高452mのこの山には 昔 小さな山城が有った 土佐の長曽我部元親の侵攻に備えて 築城されたものの 天正2年(1584年)に その長曽我部軍により落城してしまっ…

イチョウの木

日本で山の無い県は無い 昔から 木はいつも私達の身近にある この時期 山は緑色の中に 赤や黄色と茶色が混じり合い もこもことしたパッチワークキルトのようだ 『本日12月13日撮影』 通勤途中に見掛ける大きな銀杏は 他の落葉樹が冬支度を始めても 緑の葉を…

スマホ・カメラ劇場 〈花編〉

私の 緑の国へ ようこそ 皆様を小さな花火で歓迎します! 〈薊〉↑パーンと開いた あざみ 〈白詰草と紫詰草〉↑シロツメクサとムラサキツメクサ 〈韮〉↑線香花火のようなニラ 〈姫蓮華〉↑ヒメレンゲ シュルシュル上がって パーン〈長実雛罌粟〉↑ナガミヒナゲシ開いた …

天井裏の産土神

私の家から 一人暮らしの義母の家までは 味噌汁の冷めない距離だ 毎朝 通勤前に寄って行く その日 いつものように座敷で 朝食の片付けをしていた時 台所の方で ガタゴト不審な音が聞こえてきた 義母が過ごす座敷は 家の奥にある そこは台所から 一番遠い場所…

栗は三兄弟

田舎に住み「栗拾い」をするようになって初めて知った 栗のイガの中には実が3つある 三兄弟それとも三つ子かな 〈真ん中の栗は少し平たくなる〉 〈仕切りのような跡〉 〈他の兄弟の栄養を一人占めして「大きくまん丸」になる栗〉 〈根元を切り取ったように…

祟りじゃー!?

先日 遅出出勤のSさんが 浮かない顔で自分の席についた 「さっき衝撃的なことがあったんよ」 そこで内容を聞いてみると 会社近くの狭い道を走行中 前方に大きな蛇を見つけた 蛇は道路上を横断途中でフリーズ 長い胴体を道いっぱいに伸ばしたまま しばらく待…

通勤の車窓から ①

田舎あるある 「通勤手段は車のみ」 自宅も勤務地も山の中 田舎 to 田舎 通勤途上の車窓から 車をスタートさせて しばらくして気付いた ボンネットに オオカマキリの子供がしがみついていた 義母の家までは1分程だ 頑張れ 国道へ合流する地点で停車すると 飛…

グルメなチーちゃん 〈夏編〉

愛犬チーちゃんの散歩には「モグモグタイム」がある 日当たりの悪い場所にある 枇杷の木 小さいけれど美味しいらしい 今年も実が少ないね 栗畑の石垣から垂れ下がる赤い実「ナワシロイチゴ」 酸味があるけど水分が多くて 私とチーちゃんのお気に入り こちら…

しば餅を味わう

愛犬の散歩の時 「サルトリイバラ(猿取茨)」を見掛けるようになった この丸っこい葉で思い出すのは 伯母が作ってくれた「しば餅」 手で簡単に千切れるが、トゲがあるので注意 子供の頃 学校が休みに入ると 一人でバスに乗り 山間部で酪農を営んでいた母の実…

終の棲家

義母の通院で街中を車で走る 広いアスファルトの道路 周囲は高いビルとマンションが建ち並ぶ 「真夏はクーラー無しでは いられないだろうな」 歳を取れば 買い物や通院が便利な 都会に住む方が良い それでも私は「都会には住めない」と思った 自身は都市部で…

猫もコタツから出ておいでよ

雪の日 愛犬チーちゃんと散歩した あの歌「雪」の通り犬は大喜びで走り回る 私も寒いけど 犬同様雪の日のお散歩は大好きだ! いきなり 雪の上に大の字に寝てみる 誰も歩いて無い真っ白な雪道に 自分の足跡をつける 車が通らない雪道だから18メートルのリード…

記事納めです!

もう数日で年が改まる 休みの日 明るい時間に犬の散歩に出掛けて 嬉しい事があった 過疎の山間部にも行政の手が入ったのだ 9月の下旬 山コースを登っていくと 道路沿いの木々に ピンクのリボンが結び付けられているのを発見した 見たところ枯れた木や 道に…

カマキリに問われる

11月に入ったのに暖かな日曜日の午前中 勝手口の横に動くもの有り 小振りのカマキリだ うん?何を抱えているの? まさか卵なんてあり得ないし... よく見ると自分の大きなお腹だった 身体柔らかいんだね 大きなお腹を抱えているので驚いた おっ!これは「スク…

晩秋の早朝散歩

10月過ぎると夜が明けるのが遅くなった 懐中電灯は必需品 正直 街灯が有るところしか歩きたくない 国道に向かうコースには 体育館がある こういう時だけ 何故だか怖い話を思い出す バスケットボールのバウンドする音がする...体育館にポツンと立っている子が…

蕪村よ おまえもか…

夕暮れ時に 遠くから聞こえる もの悲しい声… 向こうの木立のあちらこちらから響いてくる ひぐらし声 「万葉集」や「古今和歌集」にも ひぐらしを詠んだ歌があります 「 ひぐらしは 時と鳴けども片恋に たわや女我れは 時わかず泣く」…詠み人知らず 「み山吹…

ネタに困ると…

今日は雨 おまけに朝から 「東京都の新型コロナウィルス感染者が100人を上回って」という ニュースばかりで 空模様同様に暗い気分になる こういう時はアレだ そろそろ 暑さを吹き飛ばすお話 ほら 下に赤い光の帯が写ってる 赤い光は「怒り」の色 どうも霊…

山が荒れていく

人による建造物は 人の手が要る メンテナンスを怠れば 使い物にならなくなり やがては壊れてしまうだろう 山が荒れていく… 落ち葉、倒木で道幅が年々狭くなる 平成の大合併の年までは きちんと整備されていたのに 山の頂上の公園も 遊具が撤去されて すっか…