硝子の瞳と猫と

心温まる事 癒してくれるもの 綴っていきたいな

花のメッセージ

長雨の後 晴れの日が続いて

早朝の散歩は 快適

暗い往路と違い

夜明けを迎えて 明るい復路

山道で秋の花が 目につく

淡い桃色の小さな花 白い花

ママコノシリヌグイ / シロバナミゾソバ

初めて目にした花

ノダケ

朝からカラリと晴れて

日の光を浴びた 植物が 

楽しげに 空を仰ぎ

私の心身も 満たされる

柔らかな パステルカラーの花を見て

家に帰ると

最初に迎えてくれるのは

燃えるような 真赤な彼岸花

3年前からだろうか

知らぬ間に 庭に現れていた

スッと伸びた 1輪の曼殊沙華

それから 年々増え続けている

 

玄関前の庭から

東の裏庭へ

そして 南向きの庭と

次々花壇に 彼岸花が咲き始めた

自分で 植えた憶えはない

では 球根は何処から やって来たのだろう?

鳥が運んだとは 思えない

土を 入れ替えたり

足したりしてはいない

肥料は 固形や顆粒状のものだし

彼岸花を 切り花にしたことも無い

 

あれこれ考えているうち

ある共通点に 気が付いた

同じ花壇に「夏水仙」が 植えてあるのだ

6年前に実家を解体した際 持ち帰った

母が好きだった 庭の花

花形は 違うけれど

咲き方が 似ているのは

同じヒガンバナ科だからだろう

「夏水仙から 彼岸花が派生した」は

あり得ない 暴論

「夏水仙が 彼岸花を呼んだ」は

ただの 妄想

しかし 夏水仙の植えられていない

西の花壇には

彼岸花が 生えていない不思議

 

夏水仙 はお盆の頃に

彼岸花は その名の通りお彼岸に 咲く

その時期には いつも仕事の関係で

お墓参りに 帰郷できないから

「忘れないでね」と

母が 花で伝えているのかしら

ヤマハギ

忘れたりしませんよ

遅くなりますが11月に墓掃除に帰りますよ

お母さん

 

 

 

 

幻の果物

「ポッポ 貰った」

仕事から帰宅した夫が そう言って

小さなレジ袋を ちゃぶ台に置いた

職場の人からの お裾分けだが

「ポッポ⁉」鳩かよ?

「いやポポ…ポボだったけ?」

中身を見ると

10cm位の アケビのような果実が

二つ入っていた

黄色く熟した方は 半分潰れていたが

もう一つの緑色の実は

固くて 傷一つ付いていなかった

食べ方が 分からないので

スマホで調べると

正式には「ポポー」という 名前だった

この果実は 収穫期間が短い上

完熟すると 日持ちしない為

流通が少なく

「幻の果物」と 呼ばれている

 

早速 黄色いポポーを 縦半分に切ると

ベージュ色の ねっとりした実の中に

大きな種が 並んでいたので

食べられる量は少ない

スプーンですくって食べると

「甘い!!」

熟し柿の甘さに 似ている

アボガドとマンゴーを

足したような味 という表現は

馴染みがないので 分からないが

形と味から 別名『アケビガキ』と

呼ばれるのは 頷ける

熟す手前なので色が薄い

トロピカルフルーツのような 独特の香りと

「森のカスタードクリーム」ともいう

ねっとりとした 食感で

好みが分かれる所だろう

夫は一口食べて

顔をしかめたが

私は 又食べてみたいと思った

 

ビタミンCやミネラルが豊富で

栄養価が 高く

甘くて 食べやすい

種から育ててみたいが

異品種と一緒に植えるか

接ぎ木をしないと 授粉しないので

庭では 難しいな

アボガドは「森のバター」

愛媛県には「日本一のポポーの里」を 掲げ

地域で栽培に 取り組んでいる

櫛生(クシュウ)という 町が有る

大洲市は 家からも比較的近いのに

全く 知らなかった

今が旬なので

近いうちに 産直市に

足を運んでみようと思う

 

 

 

 

 

小さなオアシス

愛犬チーとの 山道散歩

偶然 山城跡の祠を見付けてから3年経つ

毎週末 降雨でなければ

参拝を続けていたが

この夏は 少し変わった事があった

8月に入って 最初の週末

訪れた祠のシキミが 全て

花立てから抜かれて 散らばっていた

祠の中の手前の酒瓶が2本と

蝋燭立てや茶湯器の器も 倒されていた

 

人の仕業とは 思えないし

猪等の動物とも 考え難かった

今まで茶湯器を倒したり

ろうそくに悪戯される事はあっても

シキミを 花立てから抜かれたのは

初めてだった

犯人はカラスだろうと 思うのだが

「何故だろう?」

猛暑でイライラして 八つ当たりしたとか?

5/2 蝋燭立てから抜いて齧られたロウソク

シキミは丈夫で 日持ちする植物だが

猛暑に降雨もない中

数日 地面に捨て置かれたら

流石に 傷んでしまう

参拝の度 抜かれたシキミを見て

腹立たしかった

↑8/29の画像 8月中いつもこんな状態だった

毎年お盆には

地域の方が 参拝して

たくさんのシキミを お供えして下さる

花立てギッチギチに 立ててたら

流石に抜けないだろうと 思っていたら

今年はどなたも 来られた様子が無い

去年はバナナも お供えして下さってたのに

どうしたんだろう?

手ぶらで訪れ 当てが外れた私は

周囲のヒサカキを切って

お供えした

 

翌週も 引き抜かれた花立てを見て

ある考えが 浮かんだ

「これは 水を飲む為に

抜いているのではないか?」

カラスは 上空を移動できるから

「まさかね」と 思ったが

梅雨明けからずっと 日照りに近い天候で

利用する水場が 干上がり

給水が出来なくなったのではないか

川まで 軽々と飛行はできるが

カラスは 縄張り意識(半径20m~100m)が強い

他所の水場には 入り難い

賢いカラスは 人の出入りする場所を観察して

自分のテリトリー内に

この小さなオアシスを 見付けた

 

根拠のない憶測と 思えたが

9月に入って直ぐに

まとまった雨が降ると

迷惑行為が ピタリと収まって

祠の前にはいつも 青々としたシキミが

供えられている情景が 戻った

 

やれやれと 安堵した一方で

懸念も 残る

シキミは 全体に毒を持つ有毒植物で

(植物では唯一 劇物に指定されている)

『アニサチン』という 神経毒が有る

花立ての水に 茎の切り口から

毒が溶け出しているはずなので

8月中 何度も飲んだ為に

生命を落とし

来られなくなったのではないか

シキミは種子と果実に 最も多く毒が含まれる

今朝は 烏の声が聴こえない

静かな林の中で

そんな結末でない事を 祈った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セーマン・ドーマン

朝日新聞の「ひととき」という

読者投稿欄がある

全国津津浦浦 老若男女の皆様の

身近に起きた出来事に 心惹かれる

 

「刺繍でお守り」と いうタイトルの

79歳の女性の投稿から

真っ白なお古のカッターシャツを貰った彼女は

思い付いて 1枚だけ背中に

刺し子糸で「セーマン・ドーマン」を 刺繍した

 

『どんな図案なんだろう?』

その名称を初めて知って

興味津々の 私

セーマンは 一筆で描く五角の星

ドーマンは 碁盤の目のような細かい格子とある

これは危険から身を守るための お守りで

彼女が小さい頃

志摩で見かけた海女さんは

磯着に セーマン・ドーマンの縫い取りを

していたそうです

 

ある日 彼女がスーパーを出て

隣の100円ショップで 探し物をしていると

見知らぬ男性に 声をかけられた

「背中の刺繍は セーマン・ドーマンですね

そのシャツは どこの店で買いましたか?

スーパーから追いかけてきました」

ハワイ出身の サーファーという彼と

「写真を撮ってもいいですか?」

「OKです」

と いうやり取りがあったとか

 

この下りで

私は「セーマン・ドーマン」は

海を生業とする人々を守る

海外の神話か 民話の伝承による

デザインかと思った

図案も 色違いの星と格子が

少し重なり合うようなものと 想像していたが

どちらも 間違いだった

セーマン・ドーマン(又はドーマン・セーマン)は

平安時代の陰陽師である

安倍晴明と蘆屋道満に 由来する

 

安倍晴明由来のセーマンは

・一筆書きの 五芒星

「始めも終わりもない形で

魔物が入り込む隙が無い」

「元の場所に 無事戻って来られる」と いう願いを込めて

 

蘆屋道満由来の ドーマンは

・縦に四本 横に五本の格子状

「細かい格子が多くの目で

魔物を見張って追い払う」

「空中で九字を切る時の図形」と いう意味を持つ

海女の姿をした妖怪「トモカヅキ」(同一の潜水者の意)

大きなアワビを手にして 深海に誘う怪異を

見破る方法がある

偽の海女の鉢巻や磯着には

そのお守りが 縫い付けられていないのだ

 

いつ頃から 海女さんの魔除けとして

使われだしたかは はっきりしない

江戸時代からではないかと 思われる

後世の物語では

安倍晴明と蘆屋道満は

敵対するライバル同士の様に

描かれているのに

セーマン・ドーマンでは

二つが並んで 共に人々を守っているのが

興味深い

どちらも 魔除けと呪詛の力が

抜きん出た陰陽師であった事が

伺われる

 

その男性にシャツを差し上げればよかったと

気付いた投稿者

『縁があれば どこかで再会できるかもしれません

縁がなければ 彼が海難事故に

遭遇しませんように祈ります』

 

そんなふうに 偶然出会った相手を

気遣う彼女は

『また このシャツを着て買い物に

出かけようと思います』と

投稿を締めくくった

「何処かのお店で 再会できれば良いな」

ほんのり温かな気持ちを貰った私も

彼女と同じ様に そう願うのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蝉の叫び声

9月3日に まとまった降雨があった

夕方のローカルニュースで

10ミリ以上の雨が降るのは 2ヶ月ぶりだと

アナウンサーが言った

少雨と猛暑で

庭で 例年ほど虫を見掛けない 過酷な夏

アーチや草木の間に張られる

毎年常連の 蜘蛛の巣さえ無い

 

先週の日曜日

昼前に 買い物から戻り

台所で 食品の仕分けをしていると

庭から 蝉の悲鳴が聞こえた

エゴノキ辺りからなので

『カマキリに捕まったな』と 思ったが

救命に向うのは 躊躇してしまう

カマキリも 産卵の為に栄養が必要だ

可哀想だが 運が悪かったと思ってくれ

 

しかし 以前あった 同様の事を思い出す

夜遅く 寝室に向かい階段を上り始めた時

蝉の悲鳴が 聞こえた

勝手口の外からだから

『蜘蛛の巣にかかったな』と 思った

気にはなったが 眠気に勝てず

そのまま就寝してしまった

翌朝 白い糸に絡め取られ

死んだ蝉を 見た

蜘蛛の生命を繋いだのだから

蝉の死は 無駄ではない

そう思っても「助けられなかった」後味の悪さは

ずっと 残っていた

もしも [蝉の鳴き声翻訳アプリ]が有れば

きっと こんな感じだろう

「ギャー」「離せー!」「やめろー!」

「痛い!痛い!」「誰かー 誰か助けて下さいー!!」

蝉といえども もう聞くに耐えられなくなった

 

エゴノキに行くと アブラゼミは

まだ悲鳴を上げて 暴れている

少し齧られているようだが

まだ間に合いそうなので

細い棒を使って 引き剥がそうとするが

カマキリも必死に掴んで 離さない

「蝉は短い生命だから 勘弁してあげて」

ようやくあり付いた大物を

無理やり奪うので

カマキリには 拝み倒し 謝りながら

何とか二匹を 引き離した

蝉は 近くのフェンスに飛び付き

カマキリは 花壇の茂みに逃げた

夫の職場(ゴルフ場)でも

同僚の女性が

「可哀想だから 蝉を助けた」という

蝉の悲鳴は 人の心を揺さぶる

悲痛な叫び声のようだ

 

昆虫が痛みを感じたり

感情のようなものを持っているというのは

まだ完全に 解明されてはいない

カマキリの食事の邪魔をした事よりも

生きながら少しづつ食われるという

蝉の残酷な死を阻止できた方に

気持ちは軽くなるが

どちらに肩入れしても やはり後味は良くない

こんな肉食昆虫の 捕食の現場に出くわすのは

もう 御免被りたい

 

 

 

 

 

 

 

ミスチルのメンバーは何人か?

私はMr.Childrenを ずっと2人組みだと思っていた

櫻井さんが ギターを弾きながら歌い

側に もう一人のメンバーが居た記憶があったから

しかし ある「はてなブログ」の

購読記事を読んで

それが間違いだと 気が付き

随分と長い間 勘違いしていたと呆れ

それを 今すぐ誰かに話したくなった

【時には昔の雑誌を】音楽情報雑誌『GB』1998年(平成10年)10月号 - 日常にツベルクリン注射を‥

(記事の貼り付けが上手く行かないのでブクマで表示)

2026/08/24 20:55

 

スマホを見ている夫に 聞いてみた

「ミスチルのメンバーは 何人でしょうか?」

『何人でもえーじゃん 興味ないし…』

「答えになっとらーん💢」

『好きじゃないんよ』

面倒くさそうに言われ

モヤモヤしたので

翌日 職場の昼休み

同僚に同じ質問をしてみた

「皆様に(2人しか居なかったが) お聞きします

ミスチルのメンバーは 何人でしょうか?」

隣のS1さんは 直ぐに『4人』と答えた

「知ってるんだ~」

やっぱり 常識なのかしらと 思ったら

『知らんけど バンドやったら

ボーカルの後ろに ベースとエレキとドラムが居るじゃん』

なるほど そう来たか…

 

『じゃあ 父ちゃんにも聞いてみる』

S1さんが 休日で家に居るという

夫に電話をした

『クイズ!ミスチルのメンバーは何人?』

〈夫君 即答〉

『正解!』

そう言うとスマホを切り

『父ちゃんも 4人って知っとったー』

そうかぁ 当たり前なんだ…

 

ところが 後の席のS2さんが物言いをつけた

『えー⁉ ミスチル5人じゃなかった?』

音楽好きの彼女の発言は

疎かに出来ない

活動期間が長いバンドは

メンバー交代や 増減が珍しくない

そういう歴史を踏まえた上で

メンバーを 語るべきかもしれない

 

その答えをくれたのは

ミスチルファンのブロガー mu-zyouさんだった

ミスチルには 5人目のメンバーと言われていた

小林武史さんという名プロデューサーが

支えていた時期があったと コメントをくれた

[人に歴史あり バンドにも歴史あり]

深掘りすると 面白いな

翌日 前日に居なかったTさんも

同様に 4人と直ぐに答えた後

『ドラムの人が 面白いんですよ~』と

新たなミスチル情報を プラス

コンサートに行った事は無いというので

「よく知ってるね」と 驚くと

「世代ですから~」と にっこり

…時々感じる ジェネレーション・ギャップ

『2人組みは 有り得ませんよー』と

皆に笑われたけれど

この しょーもないネタで 盛り上がったから

良しとしよう

 

 

 

 

 

 

 

処暑

今年の西日本の夏は

極端な少雨

傘マークのない週間天気予報に

今日も うんざりする

 

近所の紫陽花が

こんなに萎んでいるのを

見たのは 初めての事

山道を歩いても

樹木の匂いや

草の匂いが薄い

 

常緑樹の杉の葉が

少し枯れている

木々の葉が乾いて 固い

山の向こうから 朝日が登る

今日も 恵みの雨はなさそうだ

今はただ 耐えるのみ

今日は「処暑」

しかし この暑さが落ち着くのは

もう少し 先になりそうだ

それでも

木陰を貰って

花が咲く

雨が無くとも

花は咲く

庭の草花には

水やりが 欠かせないが

野の花は強いな

メマツヨイグサ (ぼやけた黒い点はメマトイという虫)

コマツナギ

ボタンヅル

日の暮は 早く

明けは 遅くなった

空には 筋雲

秋は 密やかに近づいている