硝子の瞳と猫と

心温まる事 癒してくれるもの 綴っていきたいな

白ではなく緑だった

ここ1~2ヶ月前からだろうか

目の調子が悪いと 思い始めたのは

 

目視検査という 眼を使う仕事の上に

帰宅してからは 「はてなブログ」等のSNS 三昧

眼を しっかり休めなかったからだろうか

眼鏡のレンズに 僅かな汚れが付いた時のように

左目に 曇りのようなものを感じ始めた

 

職場の人に話してみると

「それは白内障だよ」と 言う

その人は 手術したら

よく見えるようになったようで

私が受診予定の眼科は 腕の良い先生と

太鼓判を押してくれた

 

3月の終わりの木曜日に受診

初めは 視力検査からだった

アルファベットの Cみたいな図形を使うやつだ

右目が終了して 左目の検査を始めて

私は 今までの視力検査では

経験したことが無い 異変を感じた

 

それまで示されて 見えていたC状の図形が

検査用の眼鏡レンズの

度数を上げてセットされても

途中から 見えなくなった

Cがぼんやりした円形どころか

アルファベットの XかSを

太い線と細い線で 殴り書きしたように見えたのだ

『不味いことになった』

事の深刻さに 愕然とした

 

後日「眼底検査」と「視野検査」で

左右とも 緑内障と診断された

左目は白内障も有るが

視野に影響はない程度なので

曇りの原因は 緑内障の視野欠損の症状だった

私は生涯 眼圧を下げる薬を

点眼し続けなければならなくなった

 

現在の医学では 緑内障は完治しない怖い病

治療法は「進行を遅らせる」以外 手がない

 

『まさか自分が...』と いうのは

思いもよらず病に罹った時の 呟き

しかし 病には前兆はあるものだ

「身近に 罹患した人が居ない」

「これくらい大丈夫」

高を括らない事が 大切だと

臍を噛む思いだった

 

眼科の医師からは 検査の仕事を続けても

影響がないと 言われたけれど

左目が僅かでも曇った状態は

やはり 疲れてしまう

ただ 不幸中の幸いで

現在 仕事は暇な状態なので

様子見しながら 出勤している

 

本や新聞を読む時は 

左右同等の視力になるように

眼と紙面の距離で 調整し

ブログ購読は 文字を拡大して読んでいる

 

症状の出ていない右目に

負担が掛からぬように

読書時間を 減しているので

はてなブログ」の記事を 読み飛ばしたり

はてブコメント」を 省略することもあると思いますが

ご容赦願います

 

たとえ 遠い未来だとしても

『光を失う日が来る』のは

『生きる希望を失う』と 同じような気がした

 

 

それでも 今はまだ 両眼で見えている

私を取り巻く 美しい世界が観える

 

この幸せが  一日でも長く続くよう

努力するのみだ

治療新薬の誕生を信じて