10月過ぎると夜が明けるのが遅くなった
懐中電灯は必需品 正直 街灯が有るところしか歩きたくない
国道に向かうコースには 体育館がある
こういう時だけ 何故だか怖い話を思い出す
バスケットボールのバウンドする音がする...体育館にポツンと立っている子が見える
いや 見たことも聞いたこともないんですけどね
今日は山コースにしよう
山の方から「ギャギャギャギャ」突然けたたましい鳴き声
「な..何?鳥?」柴犬チーはスルー 「化け物じゃないんやね」歩みを進める
山の斜面の近く 獣臭がする 動物園の獣の檻に近づくと匂うのと同じ臭い
もしかしてシャレではなくて えーと..去年の干支? まさか猛進して来たりしないよね? チーは意に介さず 私はビクビクしながら歩く
何か出てきたらお前は助けてくれるのかしらね? 真っ先に逃げそうな気がするけど 県内には熊は居ないのが幸いだ
あっ 午前6時のチャイムが鳴った 毎日町内一斉に流される「牧場の朝」♫
もう帰ろ! 不満げなチーにはこれが一番 拾った山栗の実一つ下り坂に転がすと 脱兎の如く追いかける
私も追いかけて取り損ねを再度蹴り転がす 松ぼっくりも喜んで咥えるから ポケットはお遊び用木の実がたくさん
寒い朝も追いかけっこでポカポカだ