田舎に住み「栗拾い」をするようになって初めて知った
栗のイガの中には実が3つある 三兄弟それとも三つ子かな
〈真ん中の栗は少し平たくなる〉 〈仕切りのような跡〉
〈他の兄弟の栄養を一人占めして「大きくまん丸」になる栗〉
〈根元を切り取ったように見えるが 自然に実が落ちた栗〉
先日 保育士をしている知人に頼まれて イガ栗を収穫した
これを園児達に見せるそうだ
そういえば 息子が幼稚園の頃「栗拾い遠足」があった
たくさん栗の入ったお土産袋を持ち帰り 栗畑一面に 栗の実が落ちていたと喜んでいた
毎年のこと 栗園の方がバラ撒いているそうだ
それでも 栗の木とイガ栗を見て触れられたのは 子供にとって良い経験になった
この時期は 愛犬の散歩に栗畑を回る
早朝にもかかわらず 時々食いしん坊のイノシシに先を越される
スニーカーの靴底でイガ栗の口をキッチリ踏んで 実を取り出す
少しでも 靴の布部分にイガが当たると 痛い!
やはり 栗拾いは長靴必須だ
落ちてきたイガ栗が 頭に当たると 目から火花が出る程 痛い!
低い位置に張り出した枝を避けながら 中腰で栗を拾うので腰が痛い
畑を移動しても ヤブ蚊とクモの巣が纏わりつく
「食べる前の苦労が多過ぎ」と 不満たらたら
〈畑の横でイノシシが「泥遊び」した跡〉
手入れを怠っているにもかかわらず こうして毎年美味しい栗をいただける
「仕事と趣味が農業」だった義父の大切な遺産に感謝する 実りの秋