硝子の瞳と猫と

心温まる事 癒してくれるもの 綴っていきたいな

文化財を大切に

17日の午後11時過ぎ 愛媛県に 震度6弱の地震があった 布団に入っていた私は 大きな揺れに 飛び起き 「わーっ」と叫んでいた 震源地は 愛媛と高知の県境付近 距離があるので この周辺は震度4 タンスは勿論 花瓶も倒れなかった それでも 地震の怖さを認識する…

萌える春

4月も中旬に差し掛かり 桜の見頃は 過ぎてしまった 花の短い命を惜しむように 桜の周りで忙しない 蜂の羽音が 聞こえる 新しい命を 育む活動が始まるのは やはり 春が相応しい 『タンポポと菜の花の種』 枯れ木に花を咲かせたのは 花咲か爺さん 枯れ木に新…

落ち葉が消えて 春

午前5時半に家を出た 週末の「祠参り」 往路の途中までは まだ暗く懐中電灯が必要だ 今日は菜の花をお供えしてみようと 園芸バサミを持参して 歩いていた 暗い中 花を探して気が付いた 『道路が綺麗になっている』 先週まで道の左右にあった 帯状に延びる …

だから幸せ

チーの朝散歩 夜明けを迎えるのが好きだ 山際は蜜柑色 その上は光を帯びた空色が広がる そのグラデーションが 美しい 何が起きても 夜は明ける 街に出掛けた帰り道 夕暮れの空が観えた 山際は葡萄色 その上は薄墨を流した空色に紺藍色が続く やがて 濃藍色に…

祠参り

日が暮れるのは 遅くなったと感じるが 夜は未だに 明けにくい 大寒なのに寒さが弱い 夜明け前 朝霧の濃い山道を チーと一緒に進む 月と星が隠れて 暗い道 乳白色の懐中電灯の光は 周囲を確認し難く いつもと違う道行きに 思える 闇の中に佇む 山城跡地の祠 …

2023年の締めくくり

2023年も 残り一日となった 年内最後は どんな記事にしようかと思いながら 投稿した記事を 振り返ってみた 今年からやり始めて 今も継続している事がある 一つは「アコースティック ギター」 此方は 新年の記事に回して もう一つの「山城跡地の祠参り」で 20…

『テトちゃうやろ!?』

ようやく冬らしい気温になり始めた 11月の下旬 室内が暖かくなり始める 職場のお昼前 「私ちゃん テトが肩に乗っとるよ」 後ろのデスクから 声を掛けられた 「!?(タイトル通り).....」 私は作業の手を止めて キャスター付きの椅子を 後のデスクに向けて ス…

お供えリクエスト

自宅の 程近い山の頂上付近に 安土桃山時代に落城した 山城跡地がある 今年の6月に 木々に囲まれた跡地の中に 祠が有ることを知ってから 愛犬チーの散歩がてら 週末にお参りを始めた 行く道すがら シキミと四季折々の花を調達し 秋には拾った栗を 時には 家…

早朝のチー散歩

週末のチー散歩は のんびりペース 日曜日は 山城跡地の祠にお参りするので 早朝まだ暗いうちに 家を出る 懐中電灯片手に 山道を歩く LED のライトは白く 切り裂くように 道を照らす 逆に周囲の影は 深くなる スポットライトで 煌めくのは 降りだした小雨 雨…

クサギの変容

チーの散歩で 山道を歩くと いろいろな花と出会う 金平糖みたいなウナギツカミ と 苦いセンブリ 可愛らしい蕾から 美しい花を ほんのひととき 咲かせる たとえ小さな花でも 人の視線を奪う 一番華やかな時期 この頃の祠の献花ノコンギク と 私を見下ろすセイ…

夜に届く玉章(タマズサ)

早朝 山道で見掛ける「カラスウリ」の花 白いベールの付いた 花飾りのようだ 新聞の読書投稿欄で「カラスウリ」の花が 一番美しいのは 『午後7時半』とあった ご夫婦で 何度か足を運んだ上の 結論のようだった 朝見ても充分美しいのに 更に美しくなるなら …

僕らはみんな生きている

週末のチー散歩は 雨にならなければ 山城跡地の 祠参りをしている 6月から始めた 私達のルーティン 他にお参りをする者など 無いように思われたが お盆には ちゃんと参拝者が来られていた 城主の末裔の方だろうか 祠周囲の落ち葉が 掃き清められ お酒とたく…

チーと歩けば

休日のチー散歩 山道を歩けば いろいろなものに出会う 道に落ちている花で 開花したことを知る 高所に咲く花 ❲ 合歓木の花 ╱ ノダフジ ❳ 草むらに埋もれるように ポツポツと顔を覗かせる花 ❲ ツユクサ ╱ ママコノシリヌグイ ❳ 緑の中 白い花は目を引く ❲ ウ…

小さき者から指南を受ける

自宅の周辺や チーとの散歩で 生き物の営みを 垣間見る機会がある ⚀ 巣作り 後頭部に 白い線のような模様の「ヤマガラ」さん チーの抜け毛を せっせと集めて巣に運ぶ 「撥水」「防寒」効果抜群の好素材を よく発見しましたね 何故 こんな場所を選んだの? 「…

瓦製の仏祠(ぶつし)

山城跡地の苔むした祠の 近くに立つ表示板に 「昭和六十二年五月」と 記されている 遊歩道を整備した時に この祠が 安置されたのだろう 市町村の文化財リストには 掲載されていない ❲↑天辺に 宝珠という球状の飾りが有ったはずだが 見当たらない❳ 神社建築に…

山城跡地の祠 再び

右手にお散歩リード 左手に虫防御用うちわ 大きめ斜めがけショルダーバックに お墓参りセットを完備して 私は山城跡地の 荒れた祠の前に立った sakutamatengo.hatenablog.com 土佐を平定し 勢力を拡大する長宗我部軍の 伊予侵攻の勢いは 凄まじく この山城は…

山城跡の祠

週末 愛犬チーちゃんとの散歩は 自宅近くの山コース 頂上付近に駐車場 遊歩道を上った先に 小さな広場ある 木製の遊具があった頃は 家族連れや サバイバルゲームをする人達が来ていたが 撤去されてからは 訪れる人も減っていた 先月から 駐車場でキャンプを…

雨上がりの朝 歩こう!

週末の 山道散歩 チーちゃんの行動で 気付かされる事がある 好物の草イチゴが たくさん実っていても 気が付かない 緑の中の 鮮やかな赤い実 人の眼には見つけ易くても 犬の視覚では 分かりにくい組合わせのようだ 私が取った実を 与えると 次からは 嗅覚で探…

ぽつりぽつりと緩やかに 山の花∗庭の花

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お骨と墓石

テレビで刑事ドラマを観ていたら ある事件の発端が 「13基の墓から 遺骨が盗まれた」と いうもので 2基を除く他の被害者は 少額の身代金を払った ドラマの主人公は 「仏教的には 遺骨などという概念はなく お骨は 単なる脱け殻に過ぎません」と 言う 確かに …

疲労解消法

今 私が従事している仕事は「目視検査」 日々 眼を酷使している 週末 山の緑をのんびり眺めるのが 私の眼精疲労解消法だ 先週は 雨上がりの朝だった 雨に洗われた新緑は 実に美しい 植物に付いた 小さな雫を見るのが好きで 顔を近付けて 水滴レンズの向こう…

花 折々

書こうと思っていた記事を まとめようとしていた日 チーちゃんと早朝の散歩に出かけると 気が変わった 季節の風景をスマホで撮ると その時に伝えたくなる 先ずは おめでたい紅白の桃の花 枝垂れの紅と立木の白い花桃 右の白い花が散ると赤い実がなるクサイチ…

春の珍客

火曜日の朝 霜の降りた庭に 小さな穴が有るのに気が付いた スコップでひと掻きしたような跡が 所々に見られた ここは粘土質の土壌で掘りづらい 「庭を掘った跡が有るけど? 何かしたん?」 「知らんよ...もしかしたらアナグマじゃないん?」と夫 「まさかね…

春を見つけに

今週は 暖かい日が続いた 週末 春本番を見つけに 愛犬チーちゃんと散歩に出掛けた 先週まで蕾だった ヒュウガミズキが一斉に咲いていた 3/5撮影 と 3/12撮影 いつの間にか 道端にたくさん姿を現した タチツボスミレ 山野草の定番 ヒメオドリコソウとホトケノ…

春の気配

昨日 2月4日は立春 冬が極まり 春の気配が立ち始める日 チーちゃんの散歩で 春の兆しを探してみることにした 先週の日曜日は冬の終盤 雪景色 今日は霜が降りているものの 気持ちのよい朝 日が昇るのが 段々早くなっている それが春の兆しといえる 『猪みたい…

元気の源

去年の12月から 仕事が多忙になった 私が担当する製品の 受注数が上がり始めたから 他の人の手を借りたり 休日出勤をしてこなしていたが 先週から ようやく先が見えてきた 時間の余裕が生まれ 気が緩んだら 私はネットで ポチっとお買い物するんだよね 山田…

Googleレンズに 勝つ!

先週 犬の散歩中に白い花が咲く花木を見つけ 記事にした ブログに花の画像を掲載し「名前は調査中」と 注釈を入れたら ねぼけねこさんから こんなブコメを頂いた 「花は虫にかまって欲しくて咲くのかな。でも、こんな雪の中では、虫もなかなかいないですよね…

迎春の山

「迎春」は季節の春を迎えるのではなく 新年を迎えるという意味で 使われている それでも 年が改まり 日が長くなり始めて 何だか 春に近付いている気分になる しかし 暦の上では1月6日は「小寒」 寒の始まりで1月19日まで続く 去年 雪に閉ざされた山の道を …

ココ掘る! わんわん

休日の朝 犬とのんびり散歩する 林に差し掛かった時 急に道を外れて斜面に向かう ある木の根元近くまで来ると 尻尾をブンブン振りながら土を掘り始め 穴に鼻を突っ込んでクンクン これを飽きもせず 繰り返す 「もぐらの穴でもあったのかな?」 近くで見ても …

犬と歩けば...

⚀ 犬と歩けば... 「猫に当たる」 車が通らない場所を のんびり散歩していたら 突然ガサッと音がした 音のした方を見ると 猫が居た 私達が近付かないうちに 安全な場所に避難したようだ 時々 うちの庭を悠々と通る 何処かの飼い猫を 私は勝手に「トムキャット…