硝子の瞳と猫と

心温まる事 癒してくれるもの 綴っていきたいな

疲労解消法

今 私が従事している仕事は「目視検査」

日々 眼を酷使している

週末 山の緑をのんびり眺めるのが

私の眼精疲労解消法だ

 

先週は 雨上がりの朝だった 

雨に洗われた新緑は 実に美しい

植物に付いた 小さな雫を見るのが好きで

顔を近付けて 水滴レンズの向こう側を覗いてみる

シラユキゲシ(白雪芥子) 別名 スノーポピー

繁殖力旺盛な外来植物で 駆除している地域もあるようだ

 

 

日が昇るにつれ 水蒸気が立ち昇る

 

木立の中で深呼吸

お天道様が早起きになったから もう帽子を被る季節になる

 

 

今日は Googleレンズ泣かせの花を 見つけた

落ち葉が積もった斜面から わずかに立ち上がっている

ギンリョウソウ(銀竜草)別名 ユウレイタケ

葉緑素を持たない「腐生植物」 茸の菌糸に寄生して養分を得る

秋に咲く「ギンリョウソウ モドキ」という

名前そのまんまのよく似たものがいる

きっとGoogleレンズも 間違えるに違いない

 

 

今年は 例年よりも開花が早い気がする

アマドコロ(甘野老)

 

Googleレンズに花だけの画像で検索したら

「アマドコロ」と表示した花

私もアマドコロと思ったが

花の付き方と大きさが違うことに 気付いた

ホウチャクソウ(宝鐸草)

どちらも群生すると 見応えがある

 

 

帰り道に落ちている 紫の花

Googleレンズは「桐」と表示した

開いた花が上向きのまま くるくる回りながら落ちてくる

今年は花数が少ないせいか

落下する姿に出くわさないのが 残念だ

桐の花

 

鶯の世界にも 流行があるのだろうか

オーソドックスな「ホー ホケキョ」が聞こえない

「ホ ホケキョリン」「ホー ホキョン

不思議な韻が こだまする

単に下手なのか  新たな試みなのか

イケメン判定は 女の子に委ねられている

 

 

 

緑に囲まれた道を 愛犬チーとのんびり歩いていると

溜まった疲れと小さな憂さが

木漏れ日の中に 徐々に消えていく