硝子の瞳と猫と

心温まる事 癒してくれるもの 綴っていきたいな

現代版ペーパーウェイトアイ

ドイツのビスクドールを落札した  メーカーは 「シモンハルビック」

出品者は お顔の内側で留めてあった石膏が外れて 眼を付け直さなければならないが

本来のブローアイ ( 吹きガラス状の瞳 ) か現代版のペーパーウェイトアイか選べます

と連絡があった

私はそれまで画像でしか見たことがなかった 現代版ペーパーウェイトアイを

セットしてもらうことにした

f:id:sakutamatengo:20200618133837j:plain

ハッキリしたお顔だち


初対面の時  正直「失敗した」と思った

アンティークのお人形にはアンティークの瞳のほうがしっくりくる

視線が合うはずのペーパーウェイトアイなのに 私をスルーして

遠くを見つめているのも ガッカリだった

f:id:sakutamatengo:20200618130734j:plain

ところが、レンズを通すとすごく良い表情を見せてくれて驚いた

せっかく縁あってうちに来てくれたのに 落胆した事を反省した

それに、視線が合わない方が 人から怖がられなくて 良いかもしれない

 透明感のある 今は愛しい「クリスタ」という名の女の子

 

 

ドイツのビスクドールに多い「ブローアイ」

吹きガラスの先に青い瞳が付いている

お顔の内側に重りがつけられ 倒すと眼を瞑るような仕掛けになっている

f:id:sakutamatengo:20200619071234j:plain

ブローアイのシモンハルビックの子


ちなみに アンティークのペーパーウェイトアイは 当時、義眼を作る

メーカーのもので 「ヒューマンアイ」とも言われる程精巧なもの

固定されているので 倒しても眼を瞑りません

現代では 同じものは作れないようです

 

うちにいるアンティークのペーパーウェイトアイの子を 参考までにご覧下さい

f:id:sakutamatengo:20200618135249j:plain

後期のものなので 少し精巧さに欠けます

 

f:id:sakutamatengo:20200618135750j:plain

黒目が大き過ぎかも

 

…お人形で怖がらせたなら ごめんなさい 

いや 常識はずれのド・アップ写真を掲載する あなたの方が怖いんですけど …という方へ 初心者ということで しばらくは大目にみて下さいませ