ドイツのビスクドールを落札した メーカーは 「シモンハルビック」
出品者は お顔の内側で留めてあった石膏が外れて 眼を付け直さなければならないが
本来のブローアイ ( 吹きガラス状の瞳 ) か現代版のペーパーウェイトアイか選べます
と連絡があった
私はそれまで画像でしか見たことがなかった 現代版ペーパーウェイトアイを
セットしてもらうことにした
初対面の時 正直「失敗した」と思った
アンティークのお人形にはアンティークの瞳のほうがしっくりくる
視線が合うはずのペーパーウェイトアイなのに 私をスルーして
遠くを見つめているのも ガッカリだった
ところが、レンズを通すとすごく良い表情を見せてくれて驚いた
せっかく縁あってうちに来てくれたのに 落胆した事を反省した
それに、視線が合わない方が 人から怖がられなくて 良いかもしれない
透明感のある 今は愛しい「クリスタ」という名の女の子
ドイツのビスクドールに多い「ブローアイ」
吹きガラスの先に青い瞳が付いている
お顔の内側に重りがつけられ 倒すと眼を瞑るような仕掛けになっている
ちなみに アンティークのペーパーウェイトアイは 当時、義眼を作る
メーカーのもので 「ヒューマンアイ」とも言われる程精巧なもの
固定されているので 倒しても眼を瞑りません
現代では 同じものは作れないようです
うちにいるアンティークのペーパーウェイトアイの子を 参考までにご覧下さい
…お人形で怖がらせたなら ごめんなさい
いや 常識はずれのド・アップ写真を掲載する あなたの方が怖いんですけど …という方へ 初心者ということで しばらくは大目にみて下さいませ