硝子の瞳と猫と

心温まる事 癒してくれるもの 綴っていきたいな

僕らはみんな生きている

週末のチー散歩は 雨にならなければ 

山城跡地の 祠参りをしている

 

6月から始めた 私達のルーティン

他にお参りをする者など 無いように思われたが

お盆には ちゃんと参拝者が来られていた

 

城主の末裔の方だろうか

祠周囲の落ち葉が 掃き清められ

お酒とたくさんのシキミが 供えられていた

 

きっと お彼岸とお盆には 

お参りをされるのだろう

この祠が 忘れ去られていた訳ではないと

胸を撫で下ろした

 

 

木々に囲まれた山城跡地と その周辺には 

小さな生き物達が 住んでいる

 

祠を上るザトウムシ (盲目に近いから座頭虫)

本来は8本ある足が これには6本しかない

何らかのアクシデントに 遭遇したのだろう

蜘蛛よりもダニに近い種です

 

 

キラキラ光るCD のような 見事な蜘蛛の巣

巣の構成には 個体差があるようだ

 

一筆書きのように見えるのが 面白い

 

 

木の枝から垂れ下がる 一筋の蜘蛛の糸

その先に 一片の葉っぱや 花弁が付いていることがある

掌を向けて「ご覧下さい 空中浮遊です」と

チーに向かって ふざけてみる

全然受けないけど⋅⋅⋅

 

 

それは 白い花弁に見えた

しかし その横を通り過ぎる瞬間 もぞもぞと動いた

何の幼虫だろう? 

 

ハリネズミみたいに見えて 可愛いな

 

 

祠の横に 大きなキノコ 

先週は 見掛けなかったのに

今日はあちらこちらに 顔を覗かせている

 

 

日一日と 秋が忍び寄るのを感じた朝