硝子の瞳と猫と

心温まる事 癒してくれるもの 綴っていきたいな

スキスキスキスキー

朝 外で洗濯物を干していたら

突然 声がした

「スキ スキ スキ スキー」

 

Wow めっちゃ嬉しくなって 

「私もスキ スキ スキ スキ スキー」

と返すと もう一度

「スキ スキ スキ スキー」

庭のエゴノキから

高く澄んだ声が 応じる

 

すっかり葉を落として 枝だけなのに

声の主が 見つけられない

それでも 写真を撮れればと思い

スマホを取りに行っている間に

移動してしまい

今度はお隣のミズキの木から 聞こえた

 

散歩中に 野鳥の美声を聞いて 

その名前を 知りたいと思う事が

今まで 何度もあった

しかし 鳴き声が複雑で速く 聞き取れない

文字にしないと 検索が出来なくて諦めていた

 

『↑シジュウカラ

 

今回は 簡単に聞き取れたので調べると

声の主は「シジュウカラ」と 判明した

「ピーチ ピーチ ピーチ ピーチ」と 聞こえる声も

「スキ スキ スキ スキー」も

警戒している声のようだ

なぁ~んだ ちょっとがっかり

 

 

でも 「好き」と 言葉を交わせたら

こんなにも 気持ちが明るくなると

小さな野鳥が 教えてくれた

 

誰かに「好き」と言ったのは

いつの事かも 思い出せないけれど

そう伝えたい人が いるだけで

とても温かい気持ちになれる