スポーツ競技に 怪我はつきもの
ゴルフ好きの夫も 毎年ホールインワン特約を付けた
保険契約をしている
ゴルフのルールには 無いのだが
同伴者やゴルフ仲間等に お祝いをするという慣習がある
発祥は 諸説ある
バブル期の 大盤振る舞いの名残とか
滅多に無い喜び事の福を 皆にもお裾分けする
幸運の後の 厄払いの為 等
日本と韓国くらいしかやっていない イベントだ
夫が2月に アルバトロスを達成した時
早速 保険申請をした
必要な書類は 先ずは証明書
アルバトロス達成した証明書を ゴルフ場で発行して貰い
保険会社に 送付しなければならない
厄介なのは「証明者」という 証人が必要な事
キャディを帯同していれば 問題はないのだが
最近は 乗用カートを使用して
プレーヤーのみでラウンドするのが 主流になっている
同じ組の人は不可
前後のグループの人で 目撃していた人
もしくは録画映像がなければ 発行して貰えない
幸いな事に 契約していた保険会社では
公式戦なら 証明者は不要となっていた
今回は ゴルフ場主催のコンペで
参加資格は 県内のゴルフ場に勤務する人のみ
組み合わせも 主催側が行っていた
仲間内で示し合わせた 詐欺行為が行われないように
保険会社も 細かい規定を設けている
3月下旬 保険会社から送られてきた
申請書類に合わせて 動き出す
ゴルフ関係者に配布する QUOカード100枚を発注
同伴者へは ゴルフ用品
ゴルフ仲間とは 賞品付の記念コンペ開催と祝賀会
同伴者のサインを貰いに 遠方まで走ったり
主催のゴルフ場には 手続き等で何度か通った
お祝い事全てを 終えるまで2ヶ月を要し
「疲れたー やっと終わった」と
夫は ぐったりしていた
申請した費用以外にも
あれやこれやと 出費がかさみ
保険金30万円を 大幅に超えてしまった
保険金申請を聞いた時
「身内皆で 焼肉でも食べに行こうや」と
夫に提案するも
「あぶく銭は パーッと人に使わにゃー」と 言われた
『なるほど それもそうだ』
コロナの濃厚接触者の為 休んでいた私は
5日ぶりの出勤の際 同僚達にコンビニスイーツを 差し入れた
私が貰ったQUO カード2枚を使っても 足が出た
結局 赤字やん
❲QUO カードには 詳細の記載が必要❳
それでも
勤務先の全員に QUO カードを配布した際
保険で賄ったと 説明したにも関わらず
皆がお金を出し合って 夫にポロシャツを
プレゼントしてくれたり
同伴者の方が
「今朝採ったんよ」と
45㍑ポリ袋に いっぱいのワカメを
持って来てくれたり
たくさんの方から 野菜 果物 お菓子と
嬉しいお裾分けが 続いて
心も懐も めっちゃ温かくなった