硝子の瞳と猫と

心温まる事 癒してくれるもの 綴っていきたいな

驚きの「つるし雛」展

昨日の雨も上がり 薄曇りの土曜日 

あちらこちらで 桜が満開を迎え始めた

春休みに入って直ぐの休日だから 

行楽に出掛ける車で 国道に車列ができる

午後から日差しが出始めた

 

混み合う場所は避けたいと思いつつ

私は以前から行ってみたかった 「つるし雛展」に足を運ぶことにした

地元 手芸愛好家の皆様の作品が 年に一度展示されるのだ

古着や帯等使った カラフルな力作ばかりで

見ていて とても楽しい

窓の外には満開の桜

 

動物達が可愛い

 


「吊るし雛」以外にも 細やかな作品に驚かされた

種田山頭火 わらじも手作りなのが凄いな

 

にんにく (隣のタペストリーが実は凄い) ╱鬼灯            
花嫁行列の先頭 と 最後尾

ウサギの花嫁さんとお婿さん

これ面白い

今年の干支だから 兎さん作品が目立ちました

 

でも 一番驚いた作品は こちら

こちらは みの虫の簑で作られた タペストリ

 

この催事が行われている民家の 上がり框にあった地味な玄関マット

少しふわふわした感触で 植物で編んだのかと思っていたが

みの虫の簑で出来ていたとは 驚いた

 

裏地と一緒に縫い合わせてあるので 丈夫で長く使える

「みの虫の簑を使う」という先人の知恵には 頭が下がる

 

みの虫糸は 蜘蛛の糸を越える強さを持つ

 

みの虫の糸について調べてみると

現代では世界最強の天然繊維として

産業利用する技術が開発されているようだ

 

『吊るし雛』でほんわかして

『みの虫』で度肝を抜かれ

何とも有意義な時間を過ごせた 桜咲き満る休日