硝子の瞳と猫と

心温まる事 癒してくれるもの 綴っていきたいな

白い帯と書いて「ハクタイ」と読む

そう力入れてタイトルにしなくても 良いんだけど

武道系の胴着を締める白帯と 読み方が違うので ルビ説明をしてみました

 

最近「虫ブログ」に宗旨変えしたんじゃないか と思われる記事が続いている

庭に夏の花が少なく つい目につくのが「昆虫」で

面白いと思うのも「昆虫」だからだろう

 

ある朝の出勤時 玄関の扉に  小さな巣を作った小さな蜘蛛に気が付いた

「どうしてこんな所に 巣を作ったんだろう?」

それからは 時々 スマホで撮影した



綺麗なジグザグ模様の円形 凄く目立つ  《7月7日》

 

そして 突然白帯が無くなる 《7月16日》



翌日 《7月17日》には左から  《7月20日》右から斜め出現 (脱皮した皮つき)

 


《7月22日》にまた消えて  《7月25日》左から斜め出現

 

 

以前から 野山で見掛けたこの白い帯が 不思議だった

せっかく透明な糸で網を張っても 白い帯で「蜘蛛の巣の存在」がまるわかり

知らずに巣を破壊する 人間や鳥に気付きやすくしている説は うなずける

しかし 肝心な昆虫からも 避けられるんじゃないの?

 

調べてみると これは「隠れ帯」と呼ばれるもので

捕食者(クモバチ)から 自分を目立たなくする為から名付けられた

ただ 他にもいろんな役割があるので 「白帯」が一般的な名称のようだ

ウズグモの白帯


例えば 自分の姿を隠す 自分を大きく見せる説

超過した糸の調整 ストレス 装飾など まだ解明されていない事も多いようだ

最近では 虫の誘導説も浮上した 

透明な糸を透過する紫外線光は 白帯と蜘蛛には反射する 

自分を目立たせる為に 紫外線光を利用している花と 白帯を錯覚させて 

昆虫をおびき寄せるという 巧妙なトリック

実際 白帯のあるクモの巣の方が 虫の捕獲数が多いという

影にも白帯が見える

 

実は 白帯を作る蜘蛛の種類は 

コガネグモ科 アシナガグモ科 ウズグモ科に 限られていて

うちのは コガタコガネグモ のようだ

白帯の代表的な形を見せてくれて 有り難う

あとは X形だけだったのに 7月26日を最後に突然居なくなってしまった

 

あれこれ白帯を試しても ちっとも獲物は捕まらないし 

訳のわからない大きな物(スマホ)が 時々光ながら近づいて来るし

迷惑ストーカーに 我慢の限界でお引っ越しの 運びとなったようだ

 

周囲を見渡すも それらしいクモの巣は 見付からなかった

もしも 再会できたら 今度は程よい距離と 程よいお付き合いを 心掛けます

ホントにごめんね ちびコガネちゃん