硝子の瞳と猫と

心温まる事 癒してくれるもの 綴っていきたいな

「お椿さん」だからね

先週「春だ」なんて記事掲載したら 昨日17日は午後から降雪が始まり「冬だったのね」と思い知らされた 

 

f:id:sakutamatengo:20210218190452j:plain

 

いつもは通勤時間15分なのに 勤務先から帰宅までに3時間もかかったのだ 

まず国道のひどい渋滞にはまり ようやく先に見えたのはUターンさせられる車 

お巡りさんが「大型トレーラーが横転して移動に時間がかかるので 海側の道に迂回して下さい」と声をかけていた 

 

市内に引き返し海岸線の道を進む 恐ろしいほどの強い風雪だ 

左折して雪の降り続く山道に進むが 「無理!」と私の本能が訴えるので引き返す 

人家が途絶え 周囲が白一色に見え始めた細い山道を登る 

こんな所で立ち往生したら 低体温症は必至

翌日 私が雪のような真っ白な着物を着せられ 木の箱に収まる羽目になるわ 

 

市内に戻り 一区間だけ高速に載ろうとしたが無情にも「通行止め」 万事休す! 

冬タイヤではないので 夫はビジネスホテルに泊まるという 

なんとしてでも帰宅せねば 寒い家でお腹をすかせたワンコとにゃんこが待っている 

 

もともとの通常ルートの国道で 誘導している警備のお兄さんに状況を聞く 

大型トレーラーは移動できたが 別の事故も起きていると説明を受けたが 私が拝み倒すと「じゃあ 自己責任でどうぞ」と通してくれた 

用心しながら雪道を進む 立ち往生するトラックの横をすり抜け よし行けるぞ 

国道から自宅への坂道を登る途中に レッカー移動の車や人に出くわした 

結局 道の駅に車を停めて歩いてようやく帰宅できた 

「寒かった..」 

 

f:id:sakutamatengo:20210218192304j:plain

 

やっぱりね 大勢の参拝客で賑わう「椿まつり」は2月18日からの三日間 

愛媛県の「伊豫豆比古命神社椿神社」で 旧暦の1月7日~9日に行われる斎行 

地元では「お椿さん」と親しまれ「伊豫路に春を呼ぶ」と言われている 

早ければ1月下旬だが 今年は2月下旬と遅めの日程だ

「椿まつり」の頃が寒さの底 とも言われている  

暖かい日が続いても「お椿さんはまだ先にやけん 油断できませんよ」 

そんなふうに 季節の挨拶にも使われる 

 

昨日は職場で 街育ちの同僚Tさんが積雪を珍しがって 15時から10分の休憩時間に「ヒャッホー」と制服のまま外に飛び出した

「見て見て」と 素手で20cmくらいの雪だるまを作っては 見せに来ること三度 

その後は雪合戦をして メガネ曇らせて席につき

「....指痛い...もげそう」と しばらく仕事にならなかった 

同僚Sさんは「今日は閉めきってるのにスースーするね」

当たり前やろ あなた制服の長ズボン 膝上まで折上げてハーフパンツ状態じゃん 

高温プレス機があるので ここは暖房の無い工場だよ 

私はハイネックのヒートテックにフリース ミニマフラーを巻いた上 長袖制服着用

 

「『椿さん』の頃が一番寒い言うけど ほんまやね」「今日は寒いわ」

いやいや 今でも夏用半袖制服の「T・S強者コンビ」が言うと 嘘っぽく聞こえるわ...