硝子の瞳と猫と

心温まる事 癒してくれるもの 綴っていきたいな

雪が積もった!

木曜日の夜から降りだした雪は 朝になっても止まなかった 

強風と共に吹き付けるので まるで吹雪 

早朝に15cm積もった雪を見て

山間部にある会社からの「今日は休業です」という連絡を待った 

 

一向に入らない連絡に しびれを切らして 

午前7時に 同僚にメールを入れると しばらくして 

雪の影響がない 市街地住みの同僚は出勤しているが

何人か休んでいると 連絡が入った 

私と同じ町内の同僚も 休むという 

 

雪は降り続いていて 結局私も仕事を休んだ

会社に 頑張って出勤した街住みの同僚達は 

今頃 嬉々として雪だるまを作って 家族に画像を送信している事だろう 

 

何これ...気味悪いけど

私の出勤途上の峠道は 渋滞していて 

昼前には 除雪作業とスタックした車の撤去の為

国道は通行止めになったしまった 

解除されたのは 土曜日の17時だった 

 

何年ぶりだろう こんなに降り積もったのは 

 

翌日の土曜日 この積雪を楽しむように 犬と一緒に山コースを歩いた 

 

揺すって雪を落としても立ち上がらないので 竹の下をしゃがんで通り抜けた

 

雪の重みで 倒れた竹や木の間を潜り抜け 

山の獣の足跡を 追いかけ 

誰も踏んでいない新雪の上を歩くと 気分が良い 

チーちゃんを抱っこして倒木を通り抜けた
ペアの足跡 ソロの足跡 何だろう?

帰り道 推理小説で殺人犯が使うトリックのように 

行きの自分の足跡の上を 重なるように歩くと楽だと 気付くが

足取りは疲れのせいか鈍い 

私の足跡 

いつもは一時間半のコース

薄暗がりの6時半に 家を出たのに 

帰ったのが 10時だったので驚いた

まるでタイムスリップした気分だ 

水墨画のような景色
陽が当たるとキラリと光る

雪の日は 普段は観られない景色が広がる 

 

だから 車も人もゆっくり進もう

見過ごされているものも 見えてくるはず