硝子の瞳と猫と

心温まる事 癒してくれるもの 綴っていきたいな

禍福は木に登る蛇の如し

すっかり葉を落とした紅葉の木に こんなのがあった 

建築&居住主は不明  今は誰も居なくなった空の巢 

きっと親子とも 無事に巢立って行ったのだろう

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紅葉の葉がまだ青々と繁っていた頃 庭の水やりついでに

木の下から紅葉に「水掛け」をしたことがあった 

晴天続きで暑い夏の夕方 鳥の巢に気付かず葉っぱ目掛けてかけまくった 

 

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その後 家の2階のベランダに 若いシマ蛇が入り込んで居るのを見つけて

「どうしてこんな所に?」とその時は不思議だった 

もしかしたら 鳥の巢を狙って木を登っている途中

私の水攻めに遭ったからかもしれないと 今なら思う 

 

どうやら ベランダのボードを 垂直に登れないようなので 

紅葉の木陰で涼む 愛犬に捕まらない側に 太い木の枝を立て掛けておいたら

階下で夕食の準備をしている間に 居なくなっていた 

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愛犬に見つかる事なく木に登り始めた蛇が 食料調達間近で水を差された→

しかし幸い落ちた所が 愛犬の居る地面ではなくベランダだった 

 

片やロックオンされて命の危険に晒された鳥は 巢ごとずぶ濡れにはなったが→

蛇の攻撃を免れた 

 

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幸や不幸の遭遇は こんな気紛れのような偶然から起きることがあるんだな 

野生の世界で「生きるための闘い」は厳しくも崇高 

知らずに関わってしまったが 一つの命も失われなかったのは「幸い」と思う事にしよう