硝子の瞳と猫と

心温まる事 癒してくれるもの 綴っていきたいな

性格が分かる 貼り紙

 8月の下旬 暑い日が続く頃

勤務先の一台しかない ドリンク系自動販売機が故障した 

一部の部屋を除き プレス機の稼働する工場内は

スポットクーラーしかなく とにかく暑い 

 

オアシスを失った人々の 不平不満が凄まじかったせいか(憶測) 

早々に 二台目の自動販売機が設置された 

水筒持参の私も どんなドリンクがあるのか見に行った 

しかし 休憩所ドアの前で ワクワク気分が台無し

 

何コレ? 

 

この金属製のドアは 閉まりが悪く  手を離しても自然には閉まらない

結構 強い力がいるのだ

上から目線の文言なら その次の手も打った上なんだろな

無性に腹が立って来た

 

貼り紙の余白に 太いマジックで

「ハイ わかりません❗」と 書きたい衝動を押さえつつ

デスクに戻り 「誰が書いたのか」尋ねてみた

「そりゃあ 黒字部署のおエライ正社員様でしょ」(ちなみに うちは赤字部署)

結構大きな声で パートのNさんが答えてくれた

 

続けて ドアの修復の話が出ているのか 聞いてみたら

直ぐ横にある 広い搬入口シャッターが重いので

一緒に治して貰うように うちが要望したけど 予算オーバーと断られたそうだ 

 

事務員さんにも 確認すると

アルミ製ドアの見積もりを取ってるけど 意外と高くて

話が進んでいないらしい

こういう時こそ  黒字部署が強く押せばいいのに

 

普通の会社だったら この貼り紙だけで 問題になると思うんだけど

ずっと貼られたままだ

通常の文言でも 嫌味な文言でも

結局 意識の低い人には 効果無し  ドアは空いた状態が多いようだ

せめて 夜勤者が守ってくれたら いいけどね

↑《手を離すとここで止まる》

 

今度 「社内チェックの見廻り隊」が来る時まで

この“ねちっこい貼り紙”が そのままあるのか観察しておこう 

 

それより何より 工場長殿 何卒早く新しいドアにして下さーい