硝子の瞳と猫と

心温まる事 癒してくれるもの 綴っていきたいな

6月の異称

6月 うちに市松人形がやって来た

1年半ぶりのニューフェース 

早速 名付け名人の yu-koちゃんに この娘の名前を考えて貰った 

 

今回のお題は「梅雨・6月」 

今まで「夏」「色の和名」「第一印象」というお題に 頭を捻り悩みつつ 

いつも 幾つもの候補名を提示してくれる 頼りになる名付け親さん 

依頼をして2週間後 名前と由来が書かれたメールが届いた 

 

彼女に会って話を聞くと

今回は「凄く楽しかったー!」と喜んでくれて

「6月の異称がたくさんあって そっちの方を調べるのに時間がかかったんです」

「私も何かに使えると思って メモしちゃいました~」 

そんなにハマったんだ? 

旧暦の6月に「水無月」という和風月名(わふうげつめい)が有るのは 

大抵の人が知っている 

でも暦月には 沢山の異称が有ることを 私も初めて知った

 

旧暦の6月は今の6月下旬~8月上旬にあたり 夏のイメージ

月の異称・別称は 花鳥風月を愛でる日本人の 感性の豊かさを表している

 

▪鳴神月・鳴雷月(なるかみづき)→雷が多い月

▪風待月(かぜまちつき)→暑さをしのぐ風をひたすら待つ月                                       

▪涼暮月(すずくれつき)→夕暮れ時は涼しい風が吹く月

▪蝉の羽月(せみのはつき)→蝉の羽のように薄く透ける着物(蝉の羽衣)を着始める月 

 

彼女の選んだ異称から 考えられた名前 「なるみ」「涼風」「羽那」                     

 

 

他のイメージとして 紫陽花の紫  梅雨葵の葵色から浮かぶ名前や 

6月の季語 李(すもも)を使った素敵な名前も有り 迷いに迷った

10の候補を4つに絞ってもなお 決めかねる   

結局 最後はいつも通り「姓名判断」で決定した

 

私は 市松人形に「月」のイメージが重なる

穏やかで控えめなお顔立ち

見つめていると 心が落ち着く

 

空には黄色いお月 夜露が静かに降りてくる

小さな小さな 空色の雫が ぽつん

 

 

視線を合わせ その名を呼ぶ

「雫月」(しづき)  

うん これが一番しっくりくる 実に良い名前だ

 

《私よりも長くこの世に存在している 永遠の少女

メールをもらって 2週間後 

名付け親の yu-ko ちゃんに「命名」した名前を発表した

 二人分の「笑顔」と「ありがとう!!」を添えて