硝子の瞳と猫と

心温まる事 癒してくれるもの 綴っていきたいな

帯状疱疹という感染症

帯状疱疹」という病名は聞いた事はあるが 身近に罹患した人は居なかった 

義母が通う診療所の掲示板に

「50歳を過ぎたら 帯状疱疹ワクチン接種をしましょう」

そんなお知らせが 貼ってあった記憶が有り 

何となく「お年寄りが罹る病気なんだろう」と思っていた 

 

この夏 夫が草刈りをした翌日

「何かにかぶれたみたい」といって背中を見せた 

横(10㌢×2㌢)に広がった赤い水泡が2ヶ所と  同じ右側の胸にも1ヶ所できていた 

早速 虫刺されの薬を塗った 

 

春先に一度だけ刈った ほったらかしの畑の草は 大人の胸の高さま伸びていた 

長袖のポロシャツ一枚で動き回れば

草や毛虫にかぶれる事もあるだろうと 考えるのは自然な事だった 

 

ムカデや毛虫による傷に塗る 高価な薬を使って3日経ったが かぶれは治らない 

変だな 「これ皮膚科に行った方がいいよ」私はそう言って出勤したが

『きっと行かないだろう』と思っていた

 

夫は病院嫌いで 「病は気から 気合いと根性で治す」という厄介な奴なのだが 

水ぶくれが出来る前から 肩にピリピリとした痛みがあったのも気になったようで 

重い腰を上げ 皮膚科を受診した 

 

診察室で医師に水疱を見せると

「これは典型的な『帯状疱疹』の症状ですよ」と言われ 

症状が現れて4日経つと 答えると

「症状が出て直ぐに来たら良かったのに...これは長引くよ」

「水ぶくれ画像」の代わりに「ヘクソカズラ

 

帯状疱疹」はウィルスによる感染症 

子供の頃 水痘(水ぼうそう)にかかり治癒しても

そのウィルスは神経節に潜んでいる 

加齢・ストレス・免疫力の低下 などにより 

ウィルスが再活性化して 神経を伝わり皮膚に到達して

痛みを伴う赤い水泡や発疹となる  

 

「痛みが酷くなくて良かったね」「塗り薬も出しておくけど 気休めだから」

ただの かぶれと思っていた夫へ 軽快に説明をする先生 

ひと呼吸おいて 「...この薬 高価だからね」

名前を呼ばれ ドキドキしながら会計窓口に行くと 初診料含め 4,470円也   

 

今回 夫のおかげで「帯状疱疹」が怖い病気だと知った

 

子供の頃 「水ぼうそう」にかかった方

・左右どちらか片方に ピリピリとした神経痛のような痛みが続く

・水ぶくれが出た(『帯状疱疹』で検索して画像を確認して下さい )

 

こんな症状が出たら 直ぐに皮膚科を受診して下さい

帯状疱疹後神経痛」等の 辛い後遺症を避ける為にも

早期の治療が重要です

 

先生の話では コロナワクチン接種を開始してから 

年齢に関係無く「帯状疱疹」患者が増えたそうです

 

このウィルスは 乳幼児に「水ぼうそう」として感染する可能性もあるので

皆様も どうか気を付けて下さいね