硝子の瞳と猫と

心温まる事 癒してくれるもの 綴っていきたいな

山間部の命綱

先週の日曜日の午前中 救急車の音が響いた

うちは国道が近いので珍しいことではないが サイレン音は通り過ぎることなく 近くで止まった 

「近所の誰か」なら気になるので様子見に 夫は2階の自室へ上がって行った 

しばらくしたら もっと大きな音がし始めた 

「ちょっと来てみ~ ドクターヘリが来たぁー!!」と 夫が大声で呼ぶ 

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部屋に行くと ベットの上に乗って全開の窓から身を乗り出して

「すご~!」「初めて見た!」と興奮している ...あんたは子供か!? 

夫は急に振り向き 「はよ写真撮らなぁ~ ブログネタやん」と言いつつ

自分はスマホを持って下に降りて行った 

でも 躊躇ってしまう「ドクターヘリって緊急搬送の人を乗せるんだから そんなん撮ってええの?」

 

 事故現場等の野次馬が腕を高く挙げ スマホで現場撮影している姿を

テレビニュースで見て 嫌な気分になるけど 同じことを自分がするのか? 

外に出ると 夫は熱心にスマホ撮影中 

「救急車の人からもこちらが見えるんだから それって気分悪いんじゃないの?」

「ヘリしか撮ってないからエエやろ」「ここからは見えないけど 近所の人も集まっとるはずよ」と意に介さない 

結局 タブレットで撮影した私も 野次馬根性丸出しだったけど 

 

 

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我が県のドクターヘリは 消防機関の要請を受けて出動する 

フライトドクター・ フライトナース ・操縦士・  整備士の4名が搭乗して患者2名を搬送できる 山間部の命綱といえるだろう 

 

去年の春から三度ドクターヘリの出動があった 実は私が見たのはこれで二度目 

搬送された患者さんは 大抵は町内の人なので 情報は後日 何処からか漏れてくる 

去年の方は 草刈り中の事故 今回の方は蜂に刺された為だった 

お二人とも 幸い命に別状はなかったが 今年の夏 草刈り後 熱中症で搬送された方は残念ながら亡くなられた 

誰だってドクターヘリのお世話には なりたくない

私も草刈り機を使うので 慣れた場所・慣れた作業でも 気を抜かないように心掛けようと思った

 

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 でも もしも ドラマ「コード・ブルー」のようなイケメンドクター✨が搭乗しているとしたら...

ちょこっと乗ってもいいかなぁ