硝子の瞳と猫と

心温まる事 癒してくれるもの 綴っていきたいな

髪は永い友達

初めて選んだヘナの「レッド」で 白髪染めをしてみた 

しかし 結果はイマイチ

こんな風になる予定だったが...

私は40代から白髪が出始めた 

その時は 自然の成り行きに任せていたが 

年々増え始め 鏡に映る自分の顔が 実年齢より老けて見えるに到って

白髪染めを使うことにした 

 

初めて使ったのが 黒髪に染まるヘナだった 

染めに1~2時間もかかるが 気にならず愛用していた 

しかし 何故か廃盤になってしまい  

ヘアマニキュアに変更した 

こちらは 短時間で染まり 色のバリエーションも多く 価格もリーズナブル 

でも 長い期間使っていると 髪のパサつきと痒みが 気になり始めたので 

結局ヘナに戻る事にした 

 

ヘナ(ヘンナ)は ミソハギ科の低木 

和名は 指甲花(シコウカ) 

葉を粉末状にしたものを ぬるま湯で溶いて塗る 

基本色はオレンジ (インディゴを加えれば焦げ茶色になる) 

植物100%だから 1度では染まりにくいし 

ヘアマニキュアより 落ちやすいのが難点だ 

でも トリートメント効果が有るので

髪の手触りが良くなる所が 気に入っている 

 

ヘナの歴史は古く クレオパトラも 爪の他に眉や唇にも塗っていたという 

女王様ならいいけれど 白髪染めにかかる費用は 馬鹿にならない 

義母は 米寿になった今でも 白髪が少ない 

濡れた髪は 黒々としている 

母親から「遺伝」という素敵な贈り物を 譲り受けたようで

羨ましい限りだ 

そして 私は母親 夫は父親から譲り受けた贈り物と 悪戦苦闘中

 

ヘナに戻して ブラックとキャメルが混じった 私の髪を見ると 

夫は「変!」「汚げな」と にべもない 

ムカついて 『やかましいわ このハゲ!』と 真由子様のように怒鳴る

...あくまで心の中だけで 

 

父親譲りの薄毛は 夫にとって長きにわたる 深刻な悩みなので

育毛効果のあるお高いシャンプーを買おうが スルーだし 

ひと月に一度「散髪に行く」と 聞いても

『どこ カットするんだ?』 へらへら笑って 腹の中で独りごつ 

 

女でなくても髪は命

大事な友達のように 長く付き合って行きたいものだ