硝子の瞳と猫と

心温まる事 癒してくれるもの 綴っていきたいな

共存共栄 時々 弱肉強食

持ち家を維持するには お金がかかる 

経年劣化であちこちに傷みが生じるのは 仕方がない 

3月下旬 うちもようやく屋根を含め 外壁の塗装を行った 

こういう日が来ることは 予想できていたので 

細長く狭い庭でも 建物ギリギリの場所に 高くなる植物は植えないようにしていた 

(考えていた以上に 足場に幅を取られた)

それでも 敷地際に植えたつる薔薇ラ・フランスが 予想外に大きくなって

建物側に誘引していたし 20年越えの紅葉も同様で 

足場設置前に バシバシ切ることとなった 

アーチやオベリスクも 一時撤去した 

 

建物に積もり積もった垢が落ちるのは 気持ちが良いものだ 

傷んだ箇所も修繕して貰って 我が家の外見は新築同様になった 

庭のアーチや鉢を減して 建物の近くの緑が遠ざかり スッキリしたようにも思う

 

 

↑(工事前)           ↑(工事後) 

 

ただ残念なのは 外壁にたくさん付いていた「カマキリの卵」が失くなってしまったこと 

中身が空の物はいいけれど この春孵化する卵が3つはあったはずなのだ 

カマキリの個体数が 減ってしまうのが心配だった 

ある日 庭の水やり後 ホース掛けの側で小さなカマキリを見つけた 

この貫禄は オオカマキリの子供だろうか 

既に 右側の触覚が少し短くなっている 

動くものを捕らえて食べる 肉食系 戦いに 怪我はつきものということだ 

頑張れ!王女様  夏に成長した姿で再会できますように 

 

裏庭では 撤去した棚に コガタスズメバチが巣造りを始めていた 

以前 タイヤや植木鉢を置いていたスチール棚は 今は空っぽ

風通しと見通しが良すぎる場所が 気に入ったようで 

女王様一人での王国造り

 

綺麗な茶色いマーブルのお皿が できつつあったのだが 

何故か 一昨日から工事はストップしてしまった 

女王様が 忽然と姿を消してしまったのだ 

私が 朝な夕なに 近くでカシャカシャ写真を撮っていたのが 気に入らなかったのだろうか 

それとも 何かアクシデントが起きて死んでしまったのだろうか 

 

しかし 今日の夕方いつの間にか 女王様は帰還して 内装工事に勤しんでおられた 

 

 

お皿が茶碗の形になって 六角形の部屋が隠れてしまった 

観察は面白いけれど このまま宮殿が完成したら 次は産卵により兵士が出現する 

情が湧きつつあるが  宮殿完成前に破壊すべきだろう 悩ましいわ 

 

家や庭の移り変わりで 環境が変わっても 

植物と昆虫は 変化を受け入れ 実にしなやかに逞しく生きている