暖かくなると 庭の花達が蕾を付け始める
同時に害虫達も活動開始 小さな芋虫やバラゾウ虫を捕獲するも 追い付かない
ここ数年 花には使わなかった殺虫・殺菌剤を使うことにした
風向きに気を付けながら 高い枝を散布中にハッとして手を止めた
小さな蜘蛛の巣が見えたのだ
殺虫剤は害虫だけでなく 天敵の益虫も殺してしまう
しばらくして見に行くと 残念なことに蜘蛛は居なくなっていた
人は自分の都合で 虫を「害虫」か「益虫」に選別する
どちらも殺さない為に 一時期散布に使ったのは 忌避剤だった
ハッキリした効果を 実感できないまま3年で止めて 土壌に蒔く殺虫剤だけにして
目に付いた害虫は捕殺する 「テデ・トール」(手で取る)を中心とした
薔薇の蕾が複数出来るのは 虫に食害されない蕾を残す為なのかもと
思うようになった
手抜きという 緩やかな虫との共存だ
「こどもの日」 リビングの網戸に 白い蛾が留まっていた
何故か明るくなっても飛び去らず 終日陽の当たる南向きの場所に居た
調べたら「チョウ目 ヒトリガ科 シロヒトリ」
『一人』ではなく 灯りに集まるから『燈取・灯盗』
スピリチュアルの世界では 白い餓は幸運を運んで来るらしい
翌日には姿を消していた 小さな白い餓
以前 見逃してやった(ホントは見失った) 茶色い毛虫が
美しく変身した姿を 御披露目しに来てくれたのかな
やっぱり 今年も果実以外の殺虫剤散布は 止めておこう