市松人形の「櫻国」
「櫻国」という銘を「さくらぐに」とずっと思っていた
市松人形に関する本を入手して 初めて「おうこく」と読むことを知った
見ればそれと判る程の 特徴のあるお顔
瞼と頬が桃色で優しい雰囲気
そんな穏やかなお顔の「櫻国」を側に置きたいと思った
( 定家かずらの前で )
ヤフーオークションで この子を見たときは 「櫻国にしてはちょっと残念なお顔の子だな」と思った
お人形にしてみれば 大変失礼で腹立たしい話である
しかし、美形の子は入札ライバルが多くなるのが現実 「美人」の基準が共通なのだろう
この子の入札額は予想通り伸びず 無事うちにお迎えすることが出来た
クレマチス 「アルバ・ルグジュリアンス」
この子は うちの市松人形達の中では「最小・最軽量」
気軽にお出掛け出来るので 一番写真が多くなった
「紅葉」で紅く染まった
「ゴールデンベル」のうえに寝転がって
「さつき」にうもれて
お迎え当初は 何だか 不満げなお顔に思えたけれど
あちこち連れ回すうちに 穏やかな「櫻国」顔になった
慈しみ大切にすれば 応えてくれる
これは 人形者だけでなく コレクターという人達に共通の認識かもしれない
そんな事を気付かせてくれたのは ほっぺの紅い「陽菜」という名の女の子